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【大阪市東成区】珈琲館ロックヴィラ

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鶴橋でランチするお店を探していて食べログを開いたら出てきたのが「 珈琲館ロックヴィラ 」。 店名の「珈琲館」って、昭和レトロな感じがして妙に惹かれる響きがある。 実際に店に着いてみると、やはり昔ながらの純喫茶だった。 店内には懐メロが流れ、カウンター席では常連らしきマダムが店員さんたちとお喋りしていた。この感じ、嫌いじゃない。 この店には「キムチサンド」なる名物があるらしい。 メニューを開くとキムチサンド以外にもしそたまサンドというのもあって心が揺れたが、やはりここは初志貫徹。 特製キムチサンド 単品 700円 コーヒー・紅茶セット 1,000円 待っている間、店内を見渡すと、カウンターにサイフォンが置いてあるのが見えた。 今どきのカフェではあまり見られない気がする。 私は特にコーヒーにこだわりがあるわけではないが、サイフォン式って自分のために丁寧に淹れてくれている感じがしてちょっと嬉しい。 ほどなくして運ばれてきたキムチサンドは、予想以上にボリューミーだった。 たまごやきゅうり、ハムの間から、赤々としたキムチが覗いている。 どんな味なんだろうと一口かじると、予想を裏切る味が広がった。 てっきりキムチの味が前面に出てきてキムチの味しかしないのかと思いきや、これが案外、キムチが他の具材を引き立てていて、いい脇役になっていた。 たまごのまろやかさにキムチの酸味が絶妙にマッチしている。キムチサンド、アリだ。 ただ、具材たっぷりのため、気をつけないと具材がボロボロこぼれ落ちるので要注意。 かくいう私も一口目をかじった瞬間、きゅうりやキムチが飛び出てきて、手をベタベタに汚してしまった。 キレイに食べるのは難しいものとして割り切るしかないかもしれない。 食後にコーヒーを飲みながらふと周囲を見渡すと、いつの間にか満席になっているのに気付いた。 人気店なんだなあ。 鶴橋といえば焼肉に目が行きがちだが、こういう純喫茶もまた楽しい。 次はしそたまサンドを試してみようかな。 珈琲館ロックヴィラ 住所:〒537-0024 大阪府大阪市東成区東小橋3丁目17-23 TEL:06-6975-0315 営業時間:8:00~17:30 定休日:水曜日、第3火曜日 https://www.instagram....

六甲山牧場ぶらり散策:ひつじ・ランチ・景色を満喫!

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今月の初め、夫婦で六甲山牧場に行ってきた。 ひつじが放し飼いされていると知って、見事に心を掴まれたのである。 特にひつじが好きというわけでもないのだが、好きなだけ触れ合えるというのはなかなか魅力的ではないか。 当日は快晴で、まさに牧場日和だった。 牧場へは六甲ケーブルと六甲摩耶スカイシャトルバスを乗り継いで行くはずだった。 はずだった…というのは、時間を勘違いして一時間に一本しかないシャトルバスを逃してしまったからだ。 夫婦そろって気づかなかったのだから、我ながらポンコツ夫婦である。 他に交通手段はないかとYahoo!乗換案内を開いてみたところ、シャトルバス以外には徒歩しかないようだ。 しかも、六甲ケーブル山上駅から牧場までは徒歩約47分と表示されていた。 晴れているとはいえ、これはなかなかのチャレンジである。 しかし、次のバスを1時間ぼーっと待つよりは歩いた方が有意義ではないか、という結論に至った。 六甲ケーブル山上駅から見える景色は素晴らしい。 空と海、そして雲が溶け合い、心が洗われるようだった。 元気よく歩き始めたものの、最初の10分間は延々と上り坂が続き、すでに「シャトルバスを待てば良かったのでは」と後悔し始める。 しかし、その後は平坦な道が続き、木々の間から海がちらりと見える瞬間もあって気分が上がった。 途中、「羊とびだし注意」の看板を見つけたが、近隣の家で飼われているのだろうか、本当にひつじが顔を出していて驚いた。 約45分かけて牧場に到着。 牧場に入ると、さっそく可愛いひつじたちが出迎えてくれた。 本物のひつじも発見! 放牧されているひつじたちは驚くほど人馴れしていて、こちらが近づいてもまったく動じない。 もこもこの毛を触ってみたい気持ちと、のんびりくつろいでいる彼らの邪魔をしたくない気持ちがせめぎ合ってモタモタしていると、そのひつじはどこかへ行ってしまった。 牧場内にはひつじ以外にもヤギ、牛、馬などの動物や、ウサギ、モルモットといった小動物もいる。 公式サイトによると牧羊犬もいるはずだったが、回り方が悪かったのか、残念ながら見つけられなかった。 ランチには「神戸チーズ」でビーフシチューを堪能した。 黒毛和牛のビーフシチュー...

魯迅『故郷』の"紫色的圆脸(紫色の丸顔)"が指すものとは?

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皆様はご記憶だろうか?中学校の国語の教科書に魯迅の小説『故郷』が載っていたことを。 この作品のうち、主人公が閏土との思い出を振り返る場面が《少年闰土》というタイトルで中国の小学校6年生の国語の教科書に取り上げられている。 以下は主人公が初めて閏土と出会う場面なのだが   我于是日日盼望新年,新年到,闰土也就到了。好容易到了年末,有一日,母亲告诉我,闰土来了,我便飞跑的去看。他正在厨房里, 紫色的圆脸 ,头戴一顶小毡帽,颈上套一个明晃晃的银项圈,这可见他的父亲十分爱他,怕他死去,所以在神佛面前许下愿心,用圈子将他套住了。他见人很怕羞,只是不怕我,没有旁人的时候,便和我说话,于是不到半日,我们便熟识了。 この“紫色的圆脸”という表現。 日本人からすると理解しにくい表現ではないだろうか。 紫色的圆脸ってどういう意味? 直訳すれば「紫色の丸顔」。 (教科書に採用されている竹内好訳では「つやのいい丸顔」と意訳されている。) 文脈からポジティブな意味で使われていることは推測できる。 ただ、顔が紫色と言われると私は、ボコボコに殴られて腫れあがったか、あるいは寒さなどで血色が悪くなったか… なんだったら死斑を思い浮かべてしまうのはミステリー脳だからか。 とにかくネガティブなイメージを抱いてしまう。 私自身も小さいころからひどい冷え性で、プールの授業では唇が紫色になって「(ちびまる子ちゃんの)藤木君やん」と同級生にからかわれたものだ。 そんなわけなので紫色的圆脸には強烈な違和感を覚えたのだが、中国語ネイティブにとっては違うらしい。 紫色に関する認識の違い 中国語の先生が言うには、顔色に関して紫色だというときはほとんど赤に近い赤紫色を指すそうだ。 例えば、子どもが寒い日に外で遊ぶと頬が上気して赤くなる。 この顔に熱がこもった状態を、日本語では赤色で表現するが、中国語では紫色を用いるというわけだ。 なので紫色的圆脸といえば、活発で健康的な子どものイメージを示していることになる。 日本人にとっては不思議に思える紫色的圆脸という表現には、色彩認識への違いがあったというわけだ。 ちなみに、中国語で顔色が悪いことを形容する場合は「青」色を用いるそうだ。これは日本語も一緒。 色に対する感覚や表現が日中で全く違うか...

【守口市】ヘレカツマニア@豚彦:美味しいとんかつを探しているなら必見!

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昨年末、守口市にあるとんかつ専門店「 ヘレカツマニア@豚彦 」に行ってきた。 店名が素敵だ。ヘレカツに対する自信のほどが窺える。 Osaka Metro谷町線「大日」駅から徒歩15分ほどかかるが、行ってみる価値はあると思う。 店に入ると、テーブル席は予約が入っているとのことで、カウンター席に案内された。 私たち夫婦は開店時刻の17時半ちょうどに訪れたので予約なしでも入れたが、その日は年末ということもあり予約が詰まっていたらしく、18時過ぎに来た人たちは帰らざるを得なかったようだ。 席に着くと、まず目に飛び込んできたのはメニューの「数量限定リブロースカツ定食」という文字だった。 店名になっているくらいだからヘレカツを注文すべきだと思いつつ、気づけば私も夫もリブロースカツ定食を頼んでいた。 数量限定という言葉はなぜこうも人の心を刺激するのだろうか。 リブロースカツ定食 1,250円 ※数量限定 後になって思えば、二人いるんだからヘレカツとリブロース、両方注文してシェアすればよかったのだ。 心の中でちょっと後悔している内に、厨房からカツを揚げる音と香ばしい匂いが漂ってきた。 そして出てきた定食は、見た目からして完璧だった。 大きなリブロースカツと山盛りの千切りキャベツ。 とんじると漬物、ごはんも付いている。 ロースカツの断面はほんのりピンク色で、衣は黄金色に輝いている。 カツは一口食べると、サクッという音とともに脂身の甘さが口の中に広がった。 赤身部分の旨味と絶妙に調和している。 これは確かに数量限定に値する美味しさ。 ちなみに調味料は写真左から岩塩、わさび醤油、とんかつソース。 実はとんかつソース以外でとんかつを食べるのって初めて。 どれも美味しかったけど、わさび醬油は特に、わさびのツンとくる刺激がカツの旨さを引き立てて、まさに名脇役だった。 食べ終わる頃には、私も夫もすっかりこの店のファンになっていた。 店を出る前から「次こそはヘレカツを食べなくては!」と早くも次の訪問を考えている自分がいた。 ヘレカツマニア@豚彦 住所:〒570-0017 大阪府守口市佐太東町1-41-6 TEL:06-6907-0129 営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:30)/17:30〜22:0...

【大阪市北区】薬膳飯店-YAKUCHU-

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薬膳料理の店を探していたときに見つけた店。 イノゲート大阪5階にある「 薬膳飯店-YAKUCHU- 」だ。 以前、 小肥羊 で薬膳火鍋を食べて身体ポカポカになって以来、薬膳火鍋に興味津々の私。 【大阪市北区】薬膳火鍋専門店 小肥羊 大阪本店 ついにやってしまった。 一人火鍋。 ここにも「薬膳汁なし火鍋」を食べようと思って行ったのだけど、いざ店に入ると思いがけない誘惑に負けてしまった。 平日12:00~15:00限定の「中華ランチセット」のメニューを眺めていたとき、「角煮定食」の文字を見つけてしまったのだ。 中華屋台の角煮定食 1,210円 その瞬間、私の中の火鍋への興味は霧散し、代わりに角煮への欲望が湧き上がった。 全く、どうして私はこうも意志が弱いのだろう。 注文を終えてしばらくすると、角煮定食が運ばれてきた。 見るからに柔らかそうな角煮だ。これは期待できそう。 箸を入れると抵抗感ゼロでスッと切れた。 一口食べてみると、口の中でとろけるような柔らかさと、程よい甘辛いタレの味が広がる。 文句なしに美味しい! 小鉢のザーサイもこりこりでやみつきになる味。 大皿で出してほしいくらいだった。 一方で、薬膳感はあまり感じられなかった。 角煮にはレモングラス、シナモン、コリアンダー、陳皮が使われているということだったが、私の舌ではかろうじてコリアンダーの味(というか香り)は分かったかな?という程度。 でも美味しいものを食べることができたのだから、それで十分だろう。 次回はちゃんと汁なし火鍋を食べようと思う。 …と言いつつ、看板メニューらしい麻婆豆腐も気になるんだよなあ。 薬膳飯店-YAKUCHU- 住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3-2-123 イノゲート大阪5階 TEL:080-7799-2786 営業時間:平日 12:00~23:00/土日祝 11:00~23:00 https://www.instagram.com/yakuchu.03/ ※価格は税込表記です。 ※記事に掲載した内容は2024年12月時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。 にほん...

【大阪市中央区】日進斗金 フライドチキン

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どうやってこの店を知ったのかもはや覚えていないのだけれど、食べログの保存リストに入っていたので、リストを消化すべく行ってきた。 「 日進斗金 」という中国系のフライドチキンの店だ。 日本橋にある。ここも島之内エリアに入るのかな? 口コミを見ているとチキンバーガーがサクサクで美味しく、しかもメガサイズという内容だったので、コスパ良さそうで期待大。 ちょうど夫の実家へ新年の挨拶をしに行く前に寄ったので、今回は夫も一緒。 日進斗金 店に入った瞬間、私は少し戸惑った。 というのも、そこに店員の姿はなく、代わりに目に入ったのは小学生くらいの小さな女の子だけだったからだ。 彼女は店内のテーブルでおもちゃやタブレットを広げて遊んでいた。店の人の娘さんだろうか。 入口付近には口コミで見たとおりオーダー端末があった。 これを使えば日本語で注文できるので安心。ただし、支払いは現金のみ。 微信や支付宝には対応しているらしいが、ほとんどの日本人は現金一択だろう(カウンターで注文すればPayPayが使えるかもしれない)。 私が「オーリンズ風チキンバーガー」を、夫が「クリスピーチキンバーガー」を注文し、席に着く。 脆腿堡(クリスピーチキンバーガー) 600円 ※辛さ選択可 奥尔良鸡腿堡(オーリンズ風チキンバーガー) 600円 ※辛さ選択可 厨房から中国語で何やら話している声が聞こえていたが、店員が出てくる気配はない。 どうやらデリバリーがメインのようで、しばらくするとUber Eatsの配達員が次々とやってきた。そのときになってようやく店員が現れたのだった。 そんな感じなので店内はどこか無機質な雰囲気だ。 さらに追い打ちをかけるように、二人いた男女の店員はどちらも無愛想。 接客業に愛想の良さを求める時代ではないことは理解しているつもりだが、あんまりそっけない態度を取られると結構グサッとくる。 そんな中、無邪気に遊ぶ女の子の姿が店内を明るくしてくれているようだった。 オーダーして10分くらい経ったころに、男性店員が商品を運んできてくれた。 中国語だったけど「こっち(左)がオーリンズ風でちょっと辛いやつ。こっち(右)がクリスピー、辛くない」と説明もしてくれて、無言で提供されなかったことに妙に安心してしまう。 包み紙が可愛い。...

お正月に猫カフェへ!京橋の「猫の惑星にゃーくる」で癒やしのひとときを過ごした

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今年のお正月は猫カフェで過ごした。 正月にわざわざ猫カフェに行った理由は特にない。 ただ、祖母の家が近くにあるので、新年の挨拶をするついでに猫と戯れようと思っただけだ。 訪れたのは京橋にある「猫の惑星にゃーくる」という店。 LINE で簡単に予約できる。 古民家を改装した店内は温かみのある雰囲気で、私たち人間も家にいるような感覚でリラックスできた。 玄関をくぐると、早速可愛い茶トラ猫が出迎えてくれた。 まずはこの猫の後ろに写っているロッカーに荷物を預け、手洗いとアルコール消毒を済ませる。 そしてオーナーさんからタブレットと猫のおもちゃが入ったカゴを受け取った。 タブレットは時間の管理に使う。電子書籍も読めるが、作品数はほとんどなかったように思う。 料金 1時間(ドリンク・猫のおもちゃ・猫のおやつ・タブレット付き) 1,700円 延長15分 250円 ちょうど猫たちのごはんタイムに遭遇した。 夢中でごはんを食べる猫たちの姿はなんとも微笑ましい。 一方で、ごはんに興味を示さず、ハウスでのんびりとくつろいでいる猫もいる。 みんな自由奔放だ。 店内で特に目を引いたのは、この「ねこ神社」。 お正月の時期限定で設置されるらしい。 私はまだ初詣に行っていなかったので、ここでお猫様を拝むことにした。 なんと神々しい可愛さ。これならご利益があるに違いない。 そんな中、夫の足元に一匹の茶トラがやってきた。 そして夫が膝にかけていたブランケットの上にスッポリと収まる。 さらにもう一匹、また一匹と集まり、最終的に夫の足は猫たちのベッドと化してしまった。 丸くなった猫たちは、気持ちよさそうに寝息を立てている。 その光景を見て私は心底夫を羨ましく思った。おいそこ代われ。 おでこの模様が前髪みたいで可愛い。 お昼寝する猫たちを見ていると、なんだか私まで眠くなってくる。 この店には「人間ごろ寝スペース」も用意されているのだが、すでに猫に侵略されていた。 ここは猫の惑星。お猫様が最優先なのだ。 すっかりお猫様の下僕と化した私は、おやつをあげて回ることにした。 もともと人懐っこい猫が多いが、おやつをあげるとさらに懐いてくれる。 猫たちの可愛さにすっかり癒やされて、時間を忘れてしま...