【大阪市中央区】餐餐美食
前回の投稿で「四川料理“水煮鱼”に挑戦したい」と書いたばかりだが、思いのほか早くその機会がやってきた。
先日、用事で本町まで行ったので、「どうせならガチ中華を食べて帰ろう!」と島之内に足を伸ばしてきた。
その際見つけた「餐餐美食」という店のメニューに、水煮鱼があったのだ。
時刻は16時。
中国語教室の先生は四川料理の名店として「芙蓉苑」を薦めてくれたのだが、あいにく営業時間外だ。
夕方でも営業している店を探してぶらぶらしていたところに、「定食 11:00~17:00」という貼り紙が目に入った。
17時まで定食を頼めるとはありがたい。この店に決めた。
「こんにちは~」とドアを開けると、店内にはテーブルが2卓。
そのうちの1卓で女性が二人、食事をしていた。
店の奥に厨房が見えるが人影はなし。
あれ?お店の人は?とキョロキョロしていたら、女性の一人が中国語で何やら話しかけてきた。
かろうじて「吃饭?(食事?)」だけは聞き取れたので頷いたら、カタコトの日本語で「2階」と厨房脇の階段を指さして教えてくれた。
お礼を言って階段を上っていくと、2階にはテーブルが5卓。先客が二人。店員らしき人はやはりいない。
…1階の女性二人はお客だと思ったけど、ひょっとしたら賄い中の店員さんだったのかも?
そんなことを考えながら席に着くと、テーブルの上にはQRコード。どうやらこれで注文するらしい。
メニューは日本語だったので難なく注文完了。
しばらくすると、1階にいた女性が先客二人の席へ料理を持ってやってきた。
やっぱりあの二人、お店の人だったんだ。
そうこうしているうちに、今度は男性が私の料理を運んできてくれた。
この人が老板(店長)だろうか。
まあ誰でもいい。
しかし…出てきた料理を見て驚いた。
二人前はありそうな量だ。
メニューを見て、「これは例の水煮鱼に違いない!」とオーダーした。
まず目に飛び込んできたのは、中央に散りばめられた唐辛子。
そしてその周りを埋め尽くす真っ赤なスープはテカテカと光っている。
恐る恐るスープを一口飲んでみた。
油っこいのかなと思ったが、案外あっさりしている。
「あ、美味しい」と思ったのも束の間。すぐに唇がぴりぴり痺れ始めた。
あまりの辛さに慌ててご飯をかき込んだが、口の中の燃えるような熱さは治まらない。
しかしなぜだろう。箸が止まらない。
ふわふわの白身魚にスープの旨味が絡んで、辛さよりも旨味が勝つのだ。
魚の下にはもやしや青菜、春雨が隠れていて、シャキシャキ、モチモチと異なる食感を楽しめる。
唐辛子はなんとか避けようと必死にかき分けたものの、完全に取り除くことはできなかった。
ときどき具材と一緒に食べてしまい、そのたびに鼻水がたらーっと垂れてきた。
誰も見てないとは言え、なんだか恥ずかしい。
それでも、「辛い」「でも美味しい」を繰り返すうちに、次第に辛さも鼻水も気にならなくなっていた。
気づけば完食。
これで1,200円はなかなかお得だと思う。
帰り道、冷たい風に吹き付けられながらも、口周りはじりじり熱く、寒さをほとんど感じなかった。
カプサイシンパワー、恐るべし。
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鱼肚色ってどんな色?
私は最近、中国の小学校の国語の教科書を使って、中国語の勉強をしている。
小学五年生の上巻をぱらぱらめくっていたとき、“日本清少纳言”の文字を発見した。
先日、用事で本町まで行ったので、「どうせならガチ中華を食べて帰ろう!」と島之内に足を伸ばしてきた。
その際見つけた「餐餐美食」という店のメニューに、水煮鱼があったのだ。
時刻は16時。
中国語教室の先生は四川料理の名店として「芙蓉苑」を薦めてくれたのだが、あいにく営業時間外だ。
夕方でも営業している店を探してぶらぶらしていたところに、「定食 11:00~17:00」という貼り紙が目に入った。
17時まで定食を頼めるとはありがたい。この店に決めた。
「こんにちは~」とドアを開けると、店内にはテーブルが2卓。
そのうちの1卓で女性が二人、食事をしていた。
店の奥に厨房が見えるが人影はなし。
あれ?お店の人は?とキョロキョロしていたら、女性の一人が中国語で何やら話しかけてきた。
かろうじて「吃饭?(食事?)」だけは聞き取れたので頷いたら、カタコトの日本語で「2階」と厨房脇の階段を指さして教えてくれた。
お礼を言って階段を上っていくと、2階にはテーブルが5卓。先客が二人。店員らしき人はやはりいない。
…1階の女性二人はお客だと思ったけど、ひょっとしたら賄い中の店員さんだったのかも?
そんなことを考えながら席に着くと、テーブルの上にはQRコード。どうやらこれで注文するらしい。
メニューは日本語だったので難なく注文完了。
しばらくすると、1階にいた女性が先客二人の席へ料理を持ってやってきた。
やっぱりあの二人、お店の人だったんだ。
そうこうしているうちに、今度は男性が私の料理を運んできてくれた。
この人が老板(店長)だろうか。
まあ誰でもいい。
しかし…出てきた料理を見て驚いた。
二人前はありそうな量だ。
ピリ辛煮魚定食 1,200円
メニューを見て、「これは例の水煮鱼に違いない!」とオーダーした。
まず目に飛び込んできたのは、中央に散りばめられた唐辛子。
そしてその周りを埋め尽くす真っ赤なスープはテカテカと光っている。
恐る恐るスープを一口飲んでみた。
油っこいのかなと思ったが、案外あっさりしている。
「あ、美味しい」と思ったのも束の間。すぐに唇がぴりぴり痺れ始めた。
あまりの辛さに慌ててご飯をかき込んだが、口の中の燃えるような熱さは治まらない。
しかしなぜだろう。箸が止まらない。
ふわふわの白身魚にスープの旨味が絡んで、辛さよりも旨味が勝つのだ。
魚の下にはもやしや青菜、春雨が隠れていて、シャキシャキ、モチモチと異なる食感を楽しめる。
唐辛子はなんとか避けようと必死にかき分けたものの、完全に取り除くことはできなかった。
ときどき具材と一緒に食べてしまい、そのたびに鼻水がたらーっと垂れてきた。
誰も見てないとは言え、なんだか恥ずかしい。
それでも、「辛い」「でも美味しい」を繰り返すうちに、次第に辛さも鼻水も気にならなくなっていた。
気づけば完食。
これで1,200円はなかなかお得だと思う。
帰り道、冷たい風に吹き付けられながらも、口周りはじりじり熱く、寒さをほとんど感じなかった。
カプサイシンパワー、恐るべし。
餐餐美食
※価格は税込表記です。住所:〒542-0082 大阪府大阪市中央区島之内1-22-11
TEL:080-3001-6699
営業時間:朝食 5:00~11:00/昼食・夕食 11:00~22:00
定休日:水曜日
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