【大阪市北区】四川料理 天祥 梅田店

天祥01 大阪でガチ中華といえば島之内のイメージだが、梅田にも本場の中国料理を楽しめる店がある。

夫が以前、職場の同僚に連れて行ってもらったという「天祥」がそうだ。
美味しいし日本語も問題なく通じるとのことだったので、私も行ってみることにした。

お店がある兎我野町はいわゆる歓楽街だが、不思議とごちゃごちゃした雰囲気はなく、案外静かだ。
「天祥」はそんな街の雰囲気と同じく、アットホームなお店だった。

夕食時には少し早い18時前に到着したせいか、店内は店主夫婦と思われる二人と、先客二人だけ。
全員が中国語で会話しているのを耳にして、店の本格さ(?)を実感する。
老板(店主さん)も老板娘(おかみさん)もフレンドリーで、私にもちょこちょこ日本語で話しかけてくれた。
疎外感を感じさせないように気遣ってくれているんだろうな、とその優しさに心が温まった。

さて、四川料理の店に入ったものの、その日は辛いものが食べたい気分ではなかったので、老板娘に辛くない料理を聞いてオーダー。

最初に出てきたのはよだれ鶏。
天祥01
よだれ鶏といえばザ・激辛四川料理!のイメージが強いが、そもそも「よだれが出るほど美味しい」が料理名の由来であり、必ずしも辛いとは限らないのだとか。

「辛くないから大丈夫」と言わたけど私は半信半疑。
だって、真っ赤だしスパイスもたっぷり浮いている。
天祥02
これは絶対辛いやつに違いない…と思いながら一口。

おお!本当に辛くない!
花椒の香りがすーっと鼻を抜けるが、あの痺れるような辛さは一切なし。
鼻水を垂らすことなく美味しく食べられるとは驚きだった。

千切り豆腐はどこか懐かしい家庭料理のような優しい味わい。
天祥03

そして、気になったメニュー「ハムスイコ」。
天祥04
老板娘が「揚げ餃子みたいなもの」と教えてくれたが、運ばれてきたそれは、イメージしていた餃子の形と違ってころんと可愛らしい。
こんがり揚がったきつね色の皮が食欲をそそる。

ひと口食べると、皮はもちもちでほんのり甘く、サクッと香ばしい。
天祥05
中の肉だねは塩気が効いていて、甘い皮とのコントラストがクセになる味だった。
揚げ餃子というより、むしろ揚げ餅という方がしっくりくる気がする。

後で調べたところ「ハムスイコ」は「咸水角」と書くそうだ。
広東料理らしいが、名前の由来は分からなかった。

よだれ鶏 680円
千切り豆腐 580円
白ごはん小 200円
ハムスイコ 450円


食事は大満足だったが、食べ終わったタイミングで店内の一人がタバコを吸い始め、煙がこちらの席まで漂ってきた。
そうか、この店は喫煙OKなのか…。私、タバコの煙キライなんだよな~

次回訪れたときはタバコを吸うお客がいないことを願おう。


四川料理 天祥 梅田店

住所:〒530-0056 大阪府大阪市北区兎我野町丁目3-3
TEL:080-3593-6751
営業時間:11:00~15:00(料理L.O.14:00/ドリンクL.O.14:30)/17:30~23:00(料理L.O.22:00/ドリンクL.O.22:00)
定休日:日曜日
https://tensyo-umeda.owst.jp/

※価格は税込表記です。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。


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